新築園舎の基礎工事もコンクリートが固まって次の行程に進んでいきます。

先日も子ども達がお散歩も兼ねて工事の様子を見に行ったようです。

在園している子ども達は、新築園舎の1期生になる子ども達です。

人生の中でも新築の家やマンションを購入しない限り、建物や施設の最初の利用者になるということはあまりないと思います。

最初であるからこそ、不足や不備もあるかと思います。しかし、最初だからこそ0から1を生み出す創造的体験があります。

ISNプレスクール上田として大切にしたいのは、子ども達の創造性であり主体性です。

先日、ある保育の専門家の話を聞いていて非常に感銘を受けました。

子どもにとって「水たまり」は最高の遊び場だと語っていました。

雨の日にできる「水たまり」

大人にとっては汚れないように避けて通る場所です。

同じ「水たまり」なのに子どもと大人で認識に違いがあります。

また、子どもは色んな物が部屋のあちらこちらにあることで刺激を受け、楽しみを発見しやすくなります。大人は物があちらこちらにあることよりも整理・収納されていることのほうが心地よいと感じるかと思います。

どうやら子どもと大人では見える世界がかなり異なるという前提を理解していないと、安心・安全という大人の基準で子どもの刺激を奪いかねないということを学びました。

新築園舎においても、子ども達の感覚・視点を踏まえたうえで、安心・安全の中に刺激や楽しみが溢れている保育環境を創っていきたいと思います。